今、これを読まれてる方々、
最近、人に触ってますか？
お子様はお母さん、お父さんに、懸命に触ろうとします。
愛情を確かめるために。
自分を確実に受け入れてくれる温もりを求めるために。
安心を得るために。
笑っても、泣いても、怒っても
顔を触りに来たり、抱きついたり、叩いたり、
いつも手をつなごうとしてきたり。
やがて、お子様は思春期に入り、触れてくることが激減します。
激減するどころか、こちらから触ろうとすると嫌がったり、
声を掛けられただけでも避けるようになったり。
その前に、ご夫婦間の「触る」という行為もかなり減ってることでしょう。
思い返してみてほしいのですが、
そういう「触る」という行為が少なくなってき始めてから、それに取って代わるように
「不安」という感情が大きくなってこなかったですか？
大人は「不安」を解消するために、いろんな防御策を講じます。
時には金銭で、時には時間に余裕を付け足して、「不安」を遠ざけようとします。
お子様は、その感情をどうすればいいかわからず、焦ったり、怒ったり、しゃべらなくなったり。
年配の方に至っては、不安感の大きい人ほど、一つの事やモノに固執したり、怒りやすくなったりも。
私は毎日、当院に来られてる方々のお身体に触らせていただいてますが、
どうやら、皆さんが抱かえておられる不安というものは「正体の無いもの」が比較的多いように思います。
言い方変えると「考えても結果が出ないこと」が多いですかね。
そんな方によく言われるのが
「触られるだけで、気持ちいい。ホッとする」と。
この時間は「不安」から解放されるみたいです。
「考えて解決する不安」ならば、ちゃんと向き合わないといけないです。
が、
「考えても解決しない不安」に対しては、言葉悪いですけど「ごまかせる手段」を講じていいですよね。
その手段として、「触る」「触れる」ということを用いてほしいなと思います。
夫婦で、親子で、友人同志で、知り合い同志で、
抱きしめるのでも、頭撫でるのでも、肩組むのでも、握手でも。
それが「正体の無い不安」から自分や周りの人を遠ざける手段の一つになると確信しています。
人も動物も、「触れ合う」ということで体温と氣の交換をし、命を高めあっています。
人が突出して持っている「触覚」を、もっと使ってみてくださいね。
からだ工房MINOAKA
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