津の女性整体ミノアカ
津市の整体は、女性整体師のからだ工房MINOAKAにおまかせ!あなたの不安を 笑顔(ハワイ語でMINOAKA)に変えていきます

800mは人生

こんにちは!

走るということが、兎に角苦手な南です。

中学の頃、短距離は、まあまあ早かったですが、長距離となると小学生のころから筋金入りでビリを更新しておりました。

ましてや中距離なんぞ、考えられない。

「中距離走って、ずーっと全速力でしょ?そんなん有り得んでしょ〜」って、ホント、その程度の認識でした。

 

 

でも、つい先日、中距離走に対しての見方が変わりました。

 

 

月1回「ヘアースペース ブルーム」という理容室で勉強会があります。

勉強会というか、月替りで色んな職種の方のお話を拝聴する会、と言った方が解りやすいです。

もちろん、集まる人も色んな職種の方々ですが、間違っても、よくある異業種交流会のような会ではないです。

名刺交換もほとんど無いですが、禁止というわけではなく、この人と交換したいと思う人でないとしません。

「自分を売り込みたい」とか「商材を売りたい」とか「勧誘したい」とか、

そんな別の目的がある人は出入り禁止です。

また、とてもいい仕事を熱意を持ってされている人でも、人前で喋るのが苦手という人もいるので、

そんな方々が経験を踏む場にしてほしい、というブルームオーナー西村さんの意向もあります。

 

 

そして1月末の回では、

陸上800mオリンピック強化指定選手「市野泰地(Taichi Ichino)」さんが、「陸上800mの世界」をお話していただきました。

 

 

800mって、先ほど書いたように、「めっちゃしんどい」という印象でした。

いや、しんどいのは間違いないんですけど、

トラックを走ってる中で、激しい心理戦が繰り広げられてるらしく、その動画も紹介していただきました。

選手同士が接触プレー連発、走行妨害も当たり前の心理格闘技。(もちろん、暴力やあからさまな妨害はNG)

今まで800mという競技をちゃんと見たことがなかった私でも、素直に「面白いなぁ」と感じれるレースでしたし、

同時に、目の前にいる、超爽やかでイケメン笑顔男子が、そういう世界に身を置いているギャップも、面白い世界だなぁと思えました。

 

 

800mも他の競技もそうだと思うんですけど、

スポーツって、本当に理不尽なことや、運や、。。一流であればある程、努力だけでは完成しないことが沢山ありますよね。

800mって「陸上の格闘技」と呼ばれるらしくて、レース中も思い通りにいかないことが多く、レース展開が全然読めないそうです

それも全部「おもしろい!」「楽しい!」と感じれるのが、市野選手の強み。

「サーフィンのように、思わぬ障壁を乗りこなせた時に楽しみがある」そうです。

 

 

「楽しむことが最優先」と断言する市野選手。

オリンピックの席を争う選手としては、異質な人です。

でも、そう思えるまでに経験してきたことを、とても軽快な声と笑顔で、まるでそれが大したことのないような口ぶりで、話してくれました。

 

 

「大学時代は周りに不満だらけで、常にとんがってました。兎に角、勝てないと意味がないんだ、と。」

そんな市野選手が「楽しむが一番」と言い切れるようになったまでには、

本音をぶつけ合った大学時代からのコーチや、日本を飛び出して入った先でのアメリカチームのコーチ、チームメイトとの出会いが、半端なく影響したようです。

その変化が正解だったことを裏付けるように、楽しめるようになってからレース記録も伸びていき、現在、強化選手にまでなったんだそう。

「縁」というのは、不思議なほど、可能性を広げてくれるものです。

 

 

800mは人生そのもの。

 

 

そんな市野選手のレースはこちら。

 

 

知らなかった世界の一端を聞かせていただいて、これからの楽しみが増えました。

レース前には「集中することに集中し過ぎしない」ことを心がけてるとのこと。

これは、整体の世界でも必須なことなんですよね。

 

 

何かを成し遂げてる人、成し遂げようとしている人から発せられる言葉は、共通していることが物凄く多いです。

ここには書ききれませんが、今回改めて聞かせていただきました。

 

 

市野選手は現在、実業団を離れ、

一般社団法人「ロブレススポーツジャパン」を立ち上げ、自身の競技人生と子供達の育成を両立しています。

普通ならオリンピック強化選手は東京で生活するのが当たり前らしいのですが、

市野選手は、自身の信念の元、岐阜で活躍されています。

そんなところも、市野選手らしいところですね。

陸上競技って、日本では短距離や長距離、駅伝が人気で、中距離ってなかなか日の目を見なかったりしますが、

陸上中距離800mを注目してみてくださいませ。

レースでは結構な攻防が見られるかと思われます。^^

 

 

最後に、

市野選手をこの場に引っ張り出してきてくれた、津の広報隊長 田村さん、

会の運営とご縁を繋いでくれたブルーム西村さん、

ありがとうございました。

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